2026/01/14 16:19

ネパールに滞在していたとき、本当に沢山の野犬を見ました。

日本では、野犬に出くわすことはまずありませんが、ネパールでは出くわさない方が珍しいくらいです。

そこで感じたのは、ネパールの犬はただただ生活をしていると言うこと。
人口に加えてもいいのではないかという程に、人間と同じようにただ生活をしています。

表情に悲壮感はなく(もちろんすべての犬がそうだとは言えませんが)、精神的に穏やかそうでした。
日なたで昼寝をしたり、その辺を散歩したり。
食べものにもそれほど困っていないようで、身体は中肉中背。
通行人がビスケットをあげているところや、肉屋の主人が店先で肉の切れ端をあげているところを何度か見かけました。
日本では野良の動物に餌を与えないのが、常識となっていますがそうではないようです。
これは、この後に訪れたトルコでも同じでした。

同じ野良という立場でも、日本では過酷な状況になりがちなのに対して、ネパールやトルコでは(少なくとも私が出会った犬たちは)そこまで追い詰められているようには見えませんでした。

「野犬がいる社会はかわいそう」でもなく、
「管理されていない方が幸せ」でもなく、

その土地や社会との関係性、ようは社会の設計の違いなのだなと。


同じことをしていても、環境次第で幸せにも不幸にもなる。

日本国内にいたって、人が違えば常識も違う。

世界の見え方が揺れた体験でした。

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